車検とは?
「自動車検査登録制度」を略したもの
車検には道路運送車両法上、
- 新規検査
- 継続検査
- 構造等変更検査
以上3種があります。
- 新規検査は新車を納車する前に購入先の販売店が代行ことを指します。
- 通常は継続検査を指して車検と呼んでいます。
車検の目的
- 車検有効期間の延長する
- 保安基準に適合しているか検査する
- 車の所有権を法律的に認めてもらう
- 車検有効期間の延長する
- 保安基準に適合しているか検査する
- 車の所有権を法律的に認めてもらう
保安基準に適合しているかどうかをみるだけでなく、安全の確保及び公害の防止を目的とするものです。
また、車の使用車及び所有者は車の
- 「保守管理責任」
があるという観点からも、きちんと点検・整備を実施してから車検を受けることが望ましいといえます。
車検期間について(用途別)
- 自家用軽乗用車- 初回は3年後、以降は2年ごと。
- 自家用軽貨物車 - 2年ごと。
- 自家用乗用自動車(乗車定員10人以下) - 初回は3年後、以降は2年ごと。
- 自家用貨物自動車(車両総重量8t未満) - 初回は2年後、以降は1年ごと。
- 自家用自動車(乗車定員11人以上の乗用自動車または車両総重量8t以上の貨物自動車) - 1年ごと
ひとこと
「車検」と「車検整備」は意味がまるで違う!
極端に言えば、車検とは上記で示した通り保安基準に適合しているかどうかを検査するだけのものです。
以下が単なる「車検」にあたるものです。
- ユーザー車検(整備せずに個人で受けに行く場合)
- 格安な車検(特に30分程で終わってしまうようなもの→調整や整備はしていません)
なので、整備しなくても、保安基準にさえ適応していれば車検は通り次の車検(2年後)までの有効期間の入った車検証とステッカーが貰え、これで法的に罰せられることはありません。
例えばブレーキの残量は1mmが使用限度ですが、点検時残量が1.1mmあって検査時点で制動力があれば車検は通ってしまいます。
これはでその後運転する上で非常に危険ですね。
最近では速い!格安で車検!!と言うものをよく見ますがこれに関しては
お客様自身きちんとご理解されて行うようにしてください。
※過去に車検だけ通してしまって、整備作業は後日自己責任でと言われ、整備はされず帰され
意味が分からないと当社に相談されに来られたお客様もいました。
車検整備とは
点検項目を点検した上で、予防整備を含め部品の交換、整備を行ってから車検を受けるというものです。
当社では車検前日にお車を預かり、
丸一日かけ点検整備・調整等行い、室内清掃もします。
そして翌日に国の公的機関の陸運支局へ持って行き、自社だけでなく国の機関で厳しい検査を受け、車検を完了しています。
自社での二重チェック、陸運支局での更なる三重チェックで
お車の状態を万全にすることでお客様の安心・安全に繋がると考えております。
最後に
お客様自身、通常洗車するだけでも30分~1時間掛かると思います。
2年に一度の車検がそれと同等の時間で終わるというのはどうなのかなと、私自身整備士として
理解に苦しみます。
※当社の車検費用に関してはこちらへ
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